女性を描くと自分の好みがすぐ出ちゃうから困る。
このイラストを見た人が「相模さんお尻が好きなんでしょ?」 なんて聞いてくるが、それに対して俺は「大嫌いです!」とは答えたことはない。
でもしかし、残念な事にそれは当たりではありません。大好きなのはお尻だけではありません。全部好きです。嫌いなところなんてありません。
・・・と俺の変態性をアピールしているのではなく、イラストを描くにあたって、その対象を好きである必要があると考えています。
イラストレーターとして仕事を受けた場合、好きなモノを描く場合と、興味も無く描くのとでは、出来たイラストの魅力が違うと思うのです!
イラストに限らず、おいしい料理が好きで、自分で素材を探したりする人はきっと素敵な料理人になる でしょうし、心底から音楽が好きな人は魅力的な作曲家になるかもしれません。
ただ何となく、興味が無い事をやっていても魅力的なモノが出来るとは思えません。
こうした理由で、俺はイラストにする対象物を好きである必要があります。
また、ただ好きなだけではなく深く知る必要があります。人を描く時は骨の構造を知り、筋肉の構造を熟知し、それを覆う脂肪が重力でどの程度潰れたり垂れたりするのか?またそれを覆う皮膚がどの程度張るのかを知る必要があります。
レオナルドダヴィンチが芸術家でありながら医学の知識を持っていたのは有名です。
彼は絵を描く為に骨格や筋肉の構造などを知る必要があったので、死体を買い取り実際に解剖し、細かく調べ上げた結果自然と医学の知識も身についたのでしょう。
西洋医学は芸術を起源とし、発展したのです。
さて、俺が女好きである理由を人類史上最高の芸術家であるレオナルドダヴィンチまで引き合いに出して力説してみたが、上手く丸め込めたろうか?