愛犬デザイン

このイラストの愛犬と、いつも決まった公園で犬の散歩をしていた。
大抵同じ場所に居るので、近所の子供やご老人と顔見知りになったり、おじいさんに家に来なさいとお誘いを受けたり(お茶菓子美味しかったです)、おじさんやおばさんとおしゃべりしたりしている中で、子供は順応が早く俺の姿を見るなり「キンゴー！」と呼び捨てで寄ってきやがる。

ある日、子供が大量に俺に抱きついてきて、何人持ち上げられるか？みたいな事になったので体中に子供をまとわりつかせて立ち上がると首に抱きついていた子供が俺のほっぺにキスをしてきた。
「男同士だろ!やめろよ!!」と怒ったが、他の子供が両腕や足にぶら下がっていたので抵抗出来ずに暫くキスされていた・・まぁ、子供だしテレビとかで見た知識を適当に実行したのかなぁ〜とか軽く考えていると、それから数日後、その男の子に告白された。
間髪入れずに大爆笑！
男の子「一緒に都立○○館に遊びに行こうよ」
俺「犬の散歩中だからダメだよ」
男の子「じゃ明日は犬を連れてこないでよ」
俺「この公園には犬の散歩がメインで来てるんだけど・・・デートか？俺のこと好きなのか？」
冗談のつもりだったが男の子は笑わなかった。
男の子「だからこの前キスしたじゃん！」
俺大爆笑「無理無理！男同士じゃん！」
男の子「じゃぁ砂場まで歩こうよ」
俺「ああ、そこなら犬が居てもイイな」
そう言って、ささやかなデートに付き合った。
男の子は、見ててねー！といって、誰かが作った砂の山を勢い良くキックで壊したり、助走をつけてダイブしたり、自分の格好いい所をアピールし始めたので苦笑いしながら暫く見ていた。
そろそろ帰ろうとした時、「一緒に帰ろう」と、ウチまで付いて来そうな勢いだったので、遊びに来られては困ると思ってなだめすかし、逆に送り届ける事でコレを回避。
危険なフラグは回避出来た。でも、別件で面倒な事に巻き込まれるんだけどソレはまたいつか。